交通量が少なく快適な走行が楽しめる
朝ツーリングの最大のメリットは、何と言っても交通量の少なさです。日中は渋滞が発生しやすい主要道路や人気の観光ルートであっても、早朝であれば自分のペースでスムーズに走ることができます。信号待ちのストレスも少なく、ストップアンドゴーが減ることで燃費の向上も期待できます。特にワインディングロードを楽しみたいライダーにとって、前走車にペースを乱されることなく、適切なライン取りで安全にコーナーを抜けられる環境は非常に貴重です。また、目的地に到着する際も駐車場が空いていることが多く、バイクを停める場所に困らないという利点もあります。混雑を避けて人気の撮影スポットで愛車の写真を撮りたい場合にも、早朝は絶好のチャンスです。誰もいない絶景を独り占めできるのは、早起きをしたライダーだけに与えられる特権と言えるでしょう。
季節を感じる空気と美しい景色
早朝の空気は日中とは異なり、澄んでいてひんやりとした独特の心地よさがあります。ヘルメット越しに入ってくる新鮮な空気は、眠気を覚まし、五感を研ぎ澄ませてくれます。夏場であれば、日中の猛暑になる前の涼しい時間帯に走ることができるため、熱中症のリスクを避けながら快適なツーリングが可能です。また、視覚的な美しさも朝ツーリングの醍醐味です。東の空が徐々に明るくなり、太陽が昇ってくる瞬間のグラデーションや、朝霧に包まれた幻想的な風景は、日中では決して見ることができません。山間部や海沿いの道を走れば、朝日に照らされて輝く自然の美しさに息をのむことでしょう。季節ごとの草木の香りや、鳥のさえずりなどをダイレクトに感じられるのも、交通量が少なく静かな朝の時間帯ならではの楽しみ方です。
一日を有効に使える時間のゆとり
朝早くに出発するということは、それだけ早い時間に帰宅できるということです。例えば朝の5時や6時に出発すれば、目的地で朝食を食べ、軽く観光をしてからお昼頃には自宅に戻るというプランも可能です。ツーリングから帰ってきた後に、バイクの洗車やメンテナンスをしたり、家族との時間を過ごしたり、あるいは昼寝をして疲れを取ったりと、午後の時間を自由に使うことができます。日帰りツーリングで夜遅くに帰宅し、翌日の仕事に疲れを残してしまうという失敗も防げます。限られた休日をフル活用したい忙しい現代人にとって、朝ツーリングは非常に理にかなった遊び方です。最初は早起きが辛いと感じるかもしれませんが、一度その充実感を味わってしまうと、休日の朝寝坊がもったいないと感じるようになるはずです。まずは近所のカフェまでモーニングを食べに行く、といった短い距離から始めてみるのがおすすめです。
