自分でできるメンテナンス
バイクに乗るときには、できるだけ自分でメンテナンスをできるようになっておくことで整備費用を安くおさえることができます。
バイクの場合自動車よりも使用されているパーツ数も少ないですし、エンジンまわりもむき出しになっていることが多いので、あまり機械に詳しくないという人でも比較的いじりやすくなっています。
メンテナンスは安全に走行するための最低限度のチェックから、工具を使って消耗部品を交換する本格的なものまでがありますが、まずは簡単なところから初めて少しずつできることを増やしていくとよいでしょう。
自分でいじれる部分が増えてくるとだんだんバイクいじりそのものが楽しくなってくるので、消耗部品を交換するときに新しいパーツ選びにこだわりを持ってみたり、実用面だけでなくちょっとしたアクセサリーになるようなパーツをつけたりといったような楽しみ方もできるようになってきます。
まずは簡単なところから始めよう
機械に全く詳しくない人でも手軽にできるメンテナンス方法としては、タイヤやハンドルなどといった実際に操作をする部品のチェックがあります。
タイヤは走行距離が伸びれば当然のように磨り減ってくる部品ですから、長距離ツーリングをする前などには必ず摩耗状態を調べておくことが大切です。
タイヤがすり減ってくるとウェア・インジケータという溝のヘリ具合を示す印が出てくるので、それを目安に交換時期を見極めるようにします。
また空気圧の調節方法や、ちょっとしたパンクのときにも修理ができるようになっておくとかなり出かけるときに心強くなります。
次にハンドルまわりの点検も誰でもできるメンテナンスになります。
ブレーキやクラッチは使用していると使用しているパーツの摩耗により、遊びが大きくなりすぎたり、反対に遊びが全くないような状態になってきたりします。
この異変を早めにキャッチするためにも、定期的に具合を点検するクセはつけておきたいところです。
慣れてくると相当のことができます
本格的なオーバーホールをするとなると、きちんと専門の設備のある工場を貸してもらわなくてはいけませんが、バイクの場合自宅のちょっとしたスペースを使うだけでもかなりのことができます。
タイヤの交換やエンジンオイルの交換、冷却水の交換やバッテリーの充電などは、ある程度しっかりとした知識があればカー用品店で器具を購入して自宅で行うことができたりします。
他にもチェーンのサビ取りやスプロケットの交換なども自宅でできることなので、消耗品交換の時期には思い切って挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。
いきなり自分ひとりで行うのは不安があるということであれば、いきつけのバイクショップでやりかたを教えてもらったり、知り合いのライダーさんが行うのを見せてもらったりという方法もあります。
ゆっくりできることを増やしてバイクの付き合いを深くしていきましょう。