走行中に急にエンジンが止まってしまう
バイクを動かすもととなる心臓部のエンジンですが、走行中に急に動かなくなってしまうというトラブルがよく起こります。
まずもし自身の走行中にエンジンが突然切れてしまったら、落ち着いて速度を落とし安全な路肩につけてから故障の具合を確認してみましょう。
エンジンが突然切れてしまう原因として最も考えられることがエンジンの動力となるガソリンが切れてしまったということです。
長距離でツーリングをしているとついついガソリン残量をチェックすることを忘れてしまいがちですので、必ず2時間くらいに1回は休憩をとりつつガソリン残量に余裕を持って運転していくようにしましょう。
もしガソリン残量は十分にあるのにエンジンが切れたというときには、エンジンを動かすための吸排気や発火部分に不具合が起きてしまっていることが考えられます。
キャブレターの不具合
エンジンが止まってしまうということはエンジン内で燃焼がうまく起こらなくなっているということですので、そのことを元に原因を探していきましょう。
そこでよくあるのがガソリンタンクからエンジンに燃料を運ぶ役割をするキャブレターの不具合です。
キャブレターでは燃焼に必要な酸素とともに燃料となるガソリンを送り込むのですが、ここに不具合が起こると適切に燃焼材料が提供されず、途中でエンジンが止まってしまいます。
緊急時の対応方法としては、キャブレターに付いているスイッチを「ON」から「Reserve」に切り替えるというものがあります。
これはキャブレターから直に送り込むのではなく一旦内部に貯めてから行うという方法で、再燃まで少し時間がかかりますがすぐにエンジンの再起動をすることができます。
エンジンが突然止まるということが何度も起こるならまずはこれで対応しておきそれから修理工場に持ち込むようにしましょう。
エンジンオイルの汚れでも起こります
もう一つ主な原因となるのがエンジンオイルが汚れてしまっていたり、ガソリンの質が悪くどこかで詰まりが生じているということです。
エンジンオイルはエンジン内で動作を潤滑にするとともに機器を冷却させる役割をするのですが、長期間放置をしていると汚れが蓄積し、適切に冷却や潤滑をさせることができなくなります。
信号などでアイドリングをしていたら急にエンジンが止まったという場合の原因は大抵これなので、汚れをチェックして早めに交換をしましょう。
それと普通のGSで給油をしていれば起こりにくいことですが、ガソリン内に燃焼に適さない不純物が入っているということもまれにあります。