山道ならではの注意点
雄大な自然を走る、北海道でのツーリングをしたいと考え、何度もツーリングのために旅行に行っている方も少なくありません。
北海道に限らず、住宅地や市街地とは違って、自然豊かな自然の中をバイクで走り抜けるツーリングにあこがれを抱いている方も多いと思います。
また、普段走行しているルートに山が深い場所があるので、毎日通っているという方もいらっしゃると思います。
自然の中をバイクで走行している時と、街中とは違ったトラブルが起こることがあります。
そのひとつが、自然に生息している、野生の動物たちに遭遇してしまうことです。
見かけたことがある、という方は多いものの、野生動物にぶつかってしまうような事故に巻き込まれることは、あまり多くはありません。
もしも山の中などで野生動物に遭遇をしてしまったら、どのような対応を行えば良いのか、また、どのような野生動物が生息しているのかといったことをご紹介いたします。
野生動物による交通事故
ネクスコ東日本が行った調査によりますと、2014年の1年間で、約20000件ちかく、高速道路に野生動物が入り込んだことによる交通事故が起こっています。
野生動物のうち、一番多い割合を占めているのがタヌキで、なんと40パーセント以上、8600件ほども起こっています。
その次に多いの動物が鳥で、約30パーセント、約5700件ほどとなっています。
高速道路に犬や猫が迷い込んでしまう例も少なくありません。
もしも走行をしている時、野生動物に接触をしてしまったら、動物にケガを負わせてしまうだけではなく、大きな動物の場合には、車体にも被害が及ぶことがあります。
あわててハンドルを切ったことによって、ガードレールにぶつかるといった被害も起こりえます。
任意保険に加入をしている場合、野生動物との事故は、責任を持って飼われているわけではないので、単独事故扱いになります。
また、動物が原因によって、もしもケガをしてしまうようなことがあると、人身傷害保険や搭乗者傷害特約が適用されます。
また突然ぶつかってきた鳥のために車体が傷ついてしまったりした場合にも、補償が適用されることが多いので、加入をしている保険の内容を確認をしておきましょう。
道路を走行している時に、野生動物を見かけたら減速を心がけましょう。
特に北海道ツーリングではよく見かける野生のエゾシカは突如道路を横断することもあり、集団で行動をするため、注意を心がけましょう。
北海道特有の動物であるキタキツネなども、道路に出てくることも多いです。
クマに関しては、北海道よりも本州での遭遇率の方が高いようですが、キャンプをしながらツーリングをする場合には、より警戒が必要です。