二人で楽しめるタンデムツーリング
二人乗りでバイクツーリングをすることをタンデムツーリングと呼びます。
後ろにお友達や恋人、家族などを乗せて走ることで、一人で走るときとはまた違った楽しみ方ができるツーリング方法です。
タンデムツーリングの後ろに乗る方はバイクの免許を持っていなくとも問題ありませんので、バイクのスピードや爽快感を楽しんでもらえるでしょう。
そんなタンデムツーリングですが、残念ながらただ楽しいだけではありません。
きちんと準備をして向かわないと大事故に繋がることもあります。
初めてのタンデムツーリングの際には特にこんなことを気を付けるようにしましょう。
二人に適した環境を整えよう
タンデムツーリングは運転手側よりも一緒に乗っている人の方が何かと負担がかかります。
長時間ジッとシートに座り続けていないといけない分、体への負担がかかりやすいので、リヤシートの広いバイクに乗るようにしたり、こまめに休憩を取るなど配慮するようにしましょう。
また普段バイクに乗らない人を後ろに乗せる場合は、事前に服装や乗り方なども話しておくのがポイントです。
ショートパンツやスカートなどの服装で来るとマフラーで火傷をしてしまうような危険性もあります。
パンツスタイルで来て貰うことはもちろん、少し厚めの上着も準備してもらい防寒を徹底してもらう事が大切です。
ドライバー側の注意点としては、高速道路などのタンデムツーリングに注意が必要です。
高速道路は全ての道路で二人乗りができるわけではありません。
首都高速の中心部など一部の場所では二人乗りが禁止されていますので、事前にルートを確認しておきましょう。
二人乗りと1人乗りの感覚は全く違いますので、多少時間がかかっても安全に走れるルートを探すことも、タンデムツーリングを楽しむポイントです。
ある程度技術をつけてからタンデムツーリングするのがおすすめ
タンデムツーリングは1人乗りの時とは、必要になるライディングスキルが全く異なります。
高速道路をツーリングする場合は特に、最低でも120㎞/hできるような車両を使った方が安心です。
このくらいが出せないと他の車の走行スピードに追いつけず事故に繋がる可能性もありますので、難しい場合は高速道路でのタンデムツーリングは避けましょう。
また初めてのタンデムツーリングをする場合は、できれば事前にタンデムツーリングの後ろ側を経験した方が良いでしょう。
実際に後ろ側になってみて始めてわかることも多々あります。
一緒に乗ってくれる人のためにも、タンデムツーリングに慣れているライダーがお知り合いに居たら、1度後ろに乗せてみてもらえないか頼んでみるのがおすすめです。