趣味としてのバイクの楽しさ
バイクは今や移動手段としてはそれほどメジャーな乗り物ではなくなってしまいました。
自動車やバイクなどを所有するときには大きな金銭的な負担がかかりますし、事故を起こしたときなどは場合によっては一生を左右するような怪我や補償をしなくてはいけなくなります。
また都内など都心部ではすっかり公共交通機関も整えられているので、特別にバイクの免許を取得したり自分でバイクを持っていなくても全く困ることがなかったりします。
ましてバイクは乗れる人数が一人もしくは二人までと大変少ないですし、買い物をしたときなどの荷物を積んで移動をすることもできません。
ですので実用ということで言えばバイクはかなり使い勝手の悪いものと言わざるをえないでしょう。
しかしバイクは乗って走るときの爽快感があり、それは他の乗り物では決して味わえない特別な経験です。
また車と比べて手軽に持ち歩きやメンテナンスのできるバイクは、乗り物との関わりをより深いものにしていけるという楽しみもあります。
これからバイクに乗りたいと思う人にとっては、それは一つの趣味としての位置づけが正しい認識となるのではないかと思います。
バイクの楽しみは一体感にあり
バイクに乗っていて最も楽しいと感じるのは、その乗り物との一体感を得られるということです。
自動車や電車、バスといった乗り物の場合、どちらかといえばその乗り物は「部屋」という空間に感覚が近く、運転をしていても乗り物と体が密着しているというふうにはあまり感じられません。
ですがバイクの場合には体全体を使って運転をしていくという構造もあり、自分の体がそのまま風を切って突き進んでいくという感覚を得られます。
夏の暑い時にはその暑さを、冬の寒さはそのままの冷たさを肌で感じながら走るということも、快適さはなくともそのまま外気を感じられるという素晴らしさがあります。
またバイクの場合にはAT限定という免許もありますが、基本的にはギアチェンジを必要とするMT車が一般的に選ばれています。
MT車は最初操作方法を覚えるまでがちょっと大変ですが、慣れてくるとAT車とは異なり自分で乗り物を操作するという楽しさがでてきます。
他にも同じようにバイク好きな人達同士でツーリングに出かけるというのもいいですし、バイクと自分の服装を合わせてコーディネートするというのもいいでしょう。
バイクに乗る人の数だけ楽しみ方があるというのがバイクの魅力のすべてと言えます。
免許の種類も取り方もいろいろ
一見面倒そうなバイクの免許ですが、実は車に比べてかなりお手軽に取得をすることができます。
自動車教習所に通ってバイクの免許を目指す場合、普通自動二輪や大型自動二輪では最短で8~9日で卒業が可能と、短期集中で充分に取得ができるようになっています。
さらにこれから何らかの運転免許を取得する予定のある人なら、2つ合わせて取得をすることでより短期間で費用をかけずに取得することもできます。
最近では合宿免許のように便利に取得ができるプランも各地の自動車学校で開催されているので、学生さんなどは長期休暇を利用してそうしたものに参加をしてみるのがおすすめです。
バイクは免許を取得したからといって毎日のらなくては行けないということもなく、休日にちょっとだけレンタルをして遠乗りをするといった軽い楽しみ方もできます。
日常生活にちょっとした刺激を与えてくれるバイクを、ぜひもっとたくさんの人に乗ってもらいたいと思います。