排気量で変わるバイクの免許
「よし!バイクに乗るぞ!」と思っても、肝心の免許がなければ公道を走行することはできません。
バイクは道路交通法では正しくは「自動二輪車」と呼ばれており、この自動二輪車の免許は乗用するバイクの総排気量によって必要な種類が異なってきます。
簡単にいえば、自動車免許で普通乗用車の免許と大型自動車の免許が分けられているようなものなのですが、バイクの場合は自動車よりもより細かく分類があるというふうにも言えます。
バイクの免許は大きな分類としては「原付免許」「小型限定普通二輪免許」「普通二輪免許」「大型二輪免許」となっています。
より正確に説明すれば「小型限定普通二輪免許」は「普通二輪免許」として分類できる免許のうち、小型とされるバイクにのみ乗れるという限定免許となっています。
さらにバイクは操作方法によりMT車とAT車とに分かれるので、運転が簡単なAT限定ということで免許を取得することもできます。
参考>>ゲットライセンス (HONDA)
総排気量とは何か
バイクの免許を分けるのは「総排気量」とされるそのバイクが持つ力の性能となっています。
総排気量とは簡単にいえばそのバイクに搭載されているエンジンが、一度に吸引することができる「混合気」の体積のことをさしており、一般にこれが大きくなるほど重い車体を早く動かすことができるパワーを得ることができます。
平たくいえば、より上位の免許を取得することによりより大きくスピードの出やすいバイクを運転することができるということです。
従ってそうした大きな力を持つバイクを運転するためには、教習所で実際に大きな車体を乗るための訓練をし、かつ技能試験に合格をしなくてはなりません。
当然のことながら、大きなバイクを操作する免許の方が試験の難易度も高くなります。
バイクの免許を取得するというときには、まず自分はどんなバイクに乗りたいかということを考えてそこから必要な免許を選ぶようにしていくといいでしょう。
バイクの免許取得の方法
バイクの免許を取得するときには、一般的には自動二輪免許対応の自動車教習所に通います。
自動車教習所の多くでは自動二輪免許取得のための設備がありますが、必ずしもすべての教習所にあるというわけではありません。
特に注意したいのが、自動二輪免許対応であってもそれは普通二輪免許までであって大型二輪免許には対応していないということもあることです。
よくあるのが先に自動車免許取得のために教習場に通っていて、そこで一緒にバイクの免許も取得したくなって追加をするということです。
2つ以上の免許を同時に取得しようとすると、学科の一部を重複分としてカットすることができたり、費用を割引してもらえたりというようなお得なコースがあったりします。
そうした制度を上手に利用するためにも、もし将来的にバイクの免許も取得したいというときにはしっかりとその教習所が自動二輪免許にも対応しているかどうかを調べておくことが大切です。
また今流行りの合宿免許でも、自動二輪免許向けのコースがあったり、自動車免許と同時取得ができるコースがあったりするので、いろいろな教習所を広いエリアから調べてみてください。