そもそもスラロームとは?
スラロームは正式名称、進路転換コースのことで、コース場に設置されているパイロンなどの障害物を避ける障害物コースのことを指します。
細かくパイロンなどが設置されていますので左右に蛇行をしながら障害物を避けつつ走行しないといけませんが、非常に難易度が高いのが特徴です。
ある程度のライディングスキルが無いと全て避けるのが難しいのですが、このコースをクリアしないと自動二輪免許の卒業検定で不合格になることもあります。
日常生活においてパイロンなどの障害物を避けて走行するタイミングは滅多にありませんが、障害物を避ける走行方法は学んでおいて損はありません。
スラロームは余程特殊なコース設定では無い限り、落ち着いて走行すれば誰でもクリア出来ます。
まずは落ち着いて走行することが、スラローム攻略のコツと言えるでしょう。
タイムや接触など採点基準が多数
スラロームはパイロンにぶつからないように走る事はもちろんですが、特定の採点基準が設けられていますので、走行時に注意が必要です。
二輪免許の卒業検定にスラロームは含まれており、持ち点100点に対して減点方式で採点が行われます。
パイロンに軽く触れてしまうだけであればマイナス点20点だけで済みますが、激しく衝突してしまうとその段階で失格となりますので、丁寧に運転をしましょう。
また、減点行為や失格行為はパイロンに限った事ではありません。
運転姿勢を保てないで走行した場合はマイナス5点で、地面に足をついてしまったらその時点で失格となりますので、多少フォームが崩れても地面に足をつかないことを優先しましょう。
運転姿勢を安定させようとしてエンストを起こしてしまったり、スラロームを通過せずにコースを外れてしまったリなどした場合も失格対象です。
更にスラロームは合格タイムが設定されている事もポイントです。
合格タイムから1秒超過したごとにマイナス5点が減点されるため、慌てずゆっくりと走行しつつもある程度は時間を気にすることも忘れてはいけません。
正しい姿勢で無事に通過出来るかを見られている
色々と採点基準が設けられているスラロームですが、採点で一番見られているのは正しい姿勢で無事に通過出来るかどうかという一点です。
細かいことを気にしすぎていると訳が分からなくなってきますので、根本の採点基準を忘れないようにしましょう。
自分の苦手なスキルが良く分かるコースでもありますので、スラローム攻略をすることで自分の運転スキル向上にも繫がります。
最初のうちは誰しもエンストや衝突などを繰り返して成長していきますので、慌てず騒がず、一つ一つの問題を明確にした上でスラロームに臨むことが肝心です。